
2017年2月2日よりwimaxの速度制限の仕様が変更となりました。
従来は3日で3GB使用することにより速度制限がかかりました。
今回の変更により、なんと3日で10GBまでは速度制限がかからないようになりました。
これは素晴らしい!
と思っていたのもつかの間で、どうやら速度制限下での速度は従来よりも遅くなるようです。
これは実際に速度を測ってみるしかないということで、早速検証してみましょう。
ちなみに私の家ではWiMAX2+対応の「Speed Wi-Fi NEXT W02」を使用しています。
一つ前の機種ですが、使用していて不便に思ったことはありません。
wimaxの速度制限の仕様が変更になる前の速度制限時の速度については、下記に記載してありますのでご覧下さい。

速度制限の仕様変更のおさらい
冒頭でも記載しましたが、従来の3日で3GBの速度制限が3日で10GBの速度制限となりました。
さらには速度制限の時間と制限後の最大通信速度の仕様も変更となっております。
変更前の仕様では1度速度制限に引っかかると丸一日速度制限下にありましたが、変更後の仕様では18時~2時頃までのあいだ速度制限されるようです。
制限後の最大通信速度は概ね1Mbps程度になるようです。
これは従来の制限後の最大通信速度よりも遅いものです。
制限後の最大通信速度は、個人的に1番重要視しているところです。
なぜなら私の家では毎月確実に200GB以上使用しているからです。
ほぼ毎日速度制限下にある状態なので、今回の仕様変更でwimaxの使い方そのものを変えて行かなければならない可能性が出てきました。
実際の通信速度を測ってみました
wimaxのギガ放題の仕様変更が発表されたのは昨年の12月頃でした。
そもそも私はこの仕様変更の存在ををすっかり忘れていたのです。
2月2日を超えたある日、妻がこう言ったのです。
「夕方になるとYOUTUBEが止まる時があるんだけど?」
そして私は速度制限下での最大通信速度が変更になることを思い出し、今に至るという訳です。
というわけで仕様変更後の通信速度制限下での通信速度を計測してみました。
ちなみに18時~2時以外の時間帯では速度制限がかからないので、通信速度は仕様変更前よりもとても速いです。
念のため速度制限下ではない時間帯の通信速度も載せておきます。
USENでは12Mbpsとの計測結果。

BNRスピードテストでは27Mbpsとの計測結果。

18時~2時以外の時間帯であれば、とても快適にインターネットを利用できることが分かります。
次に通信速度制限下での測定結果です。
USENでは0.8Mbpsとの測定結果。

BNRスピードテストでは1.2Mbpsとの測定結果。

公表通り1Mbps前後の速度まで制限されていることが分かります。
仕様変更後の速度制限下での用途別の使用感は以下のとおりです。
・WEBの閲覧 ページ更新が時々遅い
・YOUTUBE 読み込みが遅い(始まらないときもあります)
・Hulu 見れないほどではないが、時々止まる
・アプリのダウンロードやアップデート かなり遅い
・ファイル等のアップロード 出来なくはないが遅い
さすがに1Mbpsまで速度を落とされると、ストレスがたまる人も出るかもしれません。
仕様変更のメリット・デメリット
メリット
・3日で10GB制限になったので、速度制限に引っかかりにくくなった
今回の仕様変更により動画などの利用を少し減らせば、速度制限に引っかからなくなりました。
10GBの具体的なデータ量の目安に関しては、UQコミュニケーションズのHPをご覧いただくと分かりやすいかと思います。
3日で3GBだと速度制限にかかる人も多かったと思いますが、10GBもあれば大抵の人は速度制限にかからずにひと月過ごすことが出来るのではないでしょうか。
・速度制限に万が一引っかかっても、18時~2時以外の時間帯であればwimax本来の通信速度で使用することができる。
速度制限下であっても、18時~2時までの時間帯を除けば普段と変わらない速度で使用することが出来ます。
仕様変更前の速度制限下の状態と比べても、昼間の間はとても快適に使用することが出来るようになりました。
昼間によくインターネットを使う方には、wimaxが断然オススメです。
デメリット
・速度制限下では仕様変更前よりも速度が遅くなってしまう
今回の仕様変更の唯一のマイナスポイントです。
そしてこのマイナスポイントこそが個人的にはかなりの死活問題です。
前述のとおり我が家では月に200GB以上使用しているため、日常的に速度制限下にあります。
仕様変更後の状態では私が夕方仕事から帰ってくると、速度制限がかかっている状態にあります。
仕事の後のHuluが大好きな筆者は非常に悲しんでおります。
逆に妻は昼間の通信速度が速いと喜んでおります。
仕様変更前では3~5Mbpsぐらいの通信速度でしたので、それが1Mbps以下になってしまったのは非常に辛いです。
速度制限がかかるほどにインターネットを使用する方でかつ、主に夕方以降にインターネットを使用する方にはwimaxのギガ放題は不向きと言えるでしょう。
まとめ
契約期間があと2年以上もある中での仕様変更に驚きましたが、どうやらメリットの方が大きそうです。
3日で3GBの制限の時は、速度制限がかかる前提でwimaxの購入をしたので、そもそもデータ使用量を抑えるという考えがありませんでした。
しかし、3日で10GBの制限であればやれないことはなさそうです。
デメリット云々もありますが、速度制限にかからないような使い方をすればいいだけの話なので、我が家では多少HuluやYOUTUBEを見る機会が減りそうです。
仕様変更後のwimaxを一番有効活用できる層は主婦の方々だと思います。
朝と夜は家事等で忙しいけど、昼間に自分の時間が作れる主婦の方にはうってつけです。
同様の理由で近年増加しているノマドな方々にも非常におすすめです。
wimaxは昼間に自分の時間が作れる職業の方々にこそ、真の力を発揮します。
以上のことからwimaxを購入するかどうか検討している方は、データ使用量と使用時間帯で購入か否か判断しましょう。